日本語で楽しむファンタジー5選

長くなってきたので、のこりはお家で書くとおもうよ!
牧野修 MOUSE
かっこいい。まだあこがれている。
ビザールでフェティッシュな世界。
ボディーピアスもタトゥーもオクスリも入ってる。なんでもまぜて、最後にウルトラマンまで入っているよ。
ちなみに、最後が特撮落ちな牧野作品は外れが少ないと思うのだがどうか?
乙女軍曹ピュセル・アン・フラジャーイルとか、アシャワンの乙女たちとか。
 
ポール・アンダースン 折れた魔剣
指輪物語と同時期に世に出た一冊。
ながらく入手困難だったけど、早川から復刊したので未読のファンタジースキーはぜひ読むこと。
 
指輪物語が、説明に説明を尽くして世界観を構築しているのに比べ、こちらは(神話伝承に対する)コモンセンスがあることを前提に話が進んでいくのが特徴だ。
日本発売当初は、神話伝承に対する一定の知識を得ることすら難しかっただろう事を考えれば、かなり読者を限定する作品だったのではないだろうか。
 
自分が読んだときは、事前に社会思想社からでているギリシア神話(付北欧神話)を読んでいたので話に付いていけたけれど、その後北欧神話ケルト神話の本を買いあさったのは言うまでもない。
 
ミヒャエル・エンデ 鏡の中の鏡
ごめん、こういう世界観大好きなんだ。
フェチ&ディストピア最強。あっはー(@x@)
 
エンデパパの画が挿絵に使用されているのだが、ヘンテコ機械とか、有翼人とか人でない物の魅力が満載。
主人公がいて、やられ役のゴブリンが居て、というファンタジーではなく、純粋に異世界の話が続くのが気持ち良い。読み進めるうちに、あっちの世界もいいなあと思いはじめたら、この作品が楽しめている証拠だとおもう。
ストーリーは連作短編で、円鐶をなすように作られている。最後の短編は、最初の短編にバトンを渡し、何事も無かったかのように2周目を読めと迫ってくる。
この作品は、2周目からが楽しい。1周目では隠されていた情報も、2周目ならば入手済みなわけで、登場人物の行動をより深く理解することができるからだ。