塩辛のお茶漬け
イカの塩辛のお茶漬けにハマってます。
近所にあるおにぎりやさんで食べるんですが、あったかくて、ダシが濃厚で。
そのダシにイカの塩辛がぬくめられ、くるんと反っていたり、イカ腸が香り高くなっていたりして、非常に食欲をそそります。
塩辛と混ぜる前に、澄んだダシをひとくちふたくち蓮華ですくって満面の笑みを浮かべた後、おもむろに全体をかき混ぜてご飯を一口。
大抵ここで三つ葉が存在を主張。さわやかな香りが口の中にひろがります。
この青い香りでドロドロに溶けきっていた顔の筋肉が、幾分しゃっきりした後、もういちどダシとイカ腸の混ざった汁が顔を緩ませます。
もう、顔緩みっぱなし。
三分の一程食べた後、わさびを溶いて入れます。再び顔が引き締まり、食事の方もラストスパート。ダシを飲んだり、ご飯をかき込んだりしている内に、哀しいごちそうさまの時間がやってきます。
いくぶん厳粛な顔で、どんぶりの底と対面した後は、満腹の時間。
ゆったりと座り、温かいお茶を頂いて清算。
食べ終わっても追い立てられないのも、優雅な気分にさせてくれます。